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日々増え続けているやる夫スレ。
試しにやる夫.jpで調べてみたところ、今現在約860作品が登録されていました。
この中から面白いスレを見つけようと思ってもなかなか大変です。
そこで、面白いやる夫スレの探し方のちょっとしたコツについてをまとめてみました。

-自分が興味のあるジャンルを読む
「面白さ」というのは人それぞれなので、Aさんが面白いと思っても、
Bさんにはピンと来なかった等というのもよくあることです。
なので、まずは自分が興味のあるジャンルを探してみましょう。
上記のやる夫.jpはジャンルごとに作品がまとめられているのでとても便利です。

-スレタイで偏見を持たないで読む
やる夫スレの中でも学ぶ系は比較的わかりやすいスレタイが付いているのですが、
他の創作系は主に人目を引く目的のために、突拍子も無いスレタイになっていることがあります。
しかしそういう中にも名作があるので、あまりスレタイだけで先入観を持たないことです。

-まとめブログの拍手やコメント、はてなブックマークが多い物を読む
これは保管庫がブログ形式ならではの方法です。
拍手・コメント・はてブが多いスレは、当たり前ですがほぼ面白い作品のことが多いです。

-まとめブログ管理人のお勧め作品を読む
すべてのブログでそうしているというわけではないのですが、管理人によっては、
ブログ内にお勧め作品の一覧や、作品ごとにお勧め度を設けていたりするので、
それを目安にするというのも一つの手です。

次は当ブログ管理人の個人的お勧めやる夫スレを紹介します。
あくまでも“個人的”お勧めですので、中には趣味に合わないという方もいるとは思いますが、
その点はご容赦ください。
現時点で完結している作品のみを選んでみました。
なお、リンクはすべて第一話に張ってあります。

*やる夫がときめきメモリアルな体験をするようです
http://yaruomatome.blog10.fc2.com/blog-entry-254.html
2008/04/30～2008/10/28

スレタイですぐにわかるとは思いますが、原作はあの有名なギャルゲーです。
主人公は当然やる夫、周りを彩る女の子達は様々なアニメキャラに置き換えられていますが、
そのアニメキャラの女の子達が非常に魅力的に活き活きと描かれており、
原作とアニメキャラの元ネタを知っている人にはとにかくお勧めです。
知らない人でも純粋に恋愛物として楽しめると思います。

*やる夫がデビルサマナーになるようです
http://mukankei961.blog105.fc2.com/blog-entry-193.html
2008/11/16～2009/04/10

デビルサマナーと言えばもちろん、下敷きとなった原作はゲームの女神転生シリーズです。
メガテンが好きな人ならまず読んで損はないと思います。
本家ゲームにも負けないほど練り込まれたストーリーとキャラ配置は素晴らしいの一言です。

*やる夫がお隣のお姉さんを孕ませたようです
http://yaruomatome.blog10.fc2.com/blog-entry-1064.html
http://mukankei961.blog105.fc2.com/blog-entry-607.html
2009/01/28～2009/04/21

この作品はまさに前述の「スレタイで偏見を持たないで読む」スレの筆頭作品です。
スレタイだけ見るといやに扇情的で、実際に物語の発端としてはこれは嘘ではないのですが、
内容は大変真面目かつほのぼの感動的、そして話も面白いという管理人一押し作品です。
多少ご都合主義的展開もあるのですが、話に勢いがあるのでさほど気にならないと思います。

*やる夫は幸せになりたかったようです
http://mukankei961.blog105.fc2.com/blog-entry-945.html
2009/03/26～2009/06/06

これは紹介するべきかどうか非常に迷ったのですが、自分的には投下されている数ヶ月間、
間違いなく楽しめたので思い切って選んでみました。
大変、残酷で救いの無い物語です。
完結していますが、後味もものすごく悪いです。
それを踏まえた上で、心理サスペンス系が好きな人はぜひ一読ください。

*ビッチとできない子で学ぶやる夫スレのいろいろ
http://mukankei961.blog105.fc2.com/blog-entry-1522.html
2009/05/30～2009/06/10

このブログでやる夫スレのあれこれを今日まで五回連載してきたわけですが、
さらに詳しく知りたい人はこれを読んでもらえれば大抵のことは解決すると思います。
特に、これからやる夫スレで何か描きたいと思っている人は必見です。

ところで、あの電車男以来、2chで書かれた物語や身の上話が書籍化されるというのは
さほど珍しいことではなくなりました。
となると当然、これだけ面白くて勢いのあるやる夫スレにも書籍化の話があったらしいのですが、
何しろ主要登場人物のほとんどが色々な作品からの版権キャラのため、著作権的に困難なようです。

やる夫シリーズがなかなか本にならない理由
http://d.hatena.ne.jp/urashinjuku/20090325/1237975460

オリキャラを使うとすぐ本になると上記ブログでは書かれていますが、それではやる夫スレの魅力や
楽しみも減ってしまうので難しいところですね。

しかし別段、本になるということが（とりあえず閲覧者にとっては）それほど重要なことというわけではないので、
このままネットで楽しめるだけでも十分でしょう。
今後もやる夫スレでの挑戦的な作品を楽しみにしたいと思います。