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趣味の創作とモチベーション・前編

小説でも絵でも漫画でも、あくまでもそれを仕事とはしない趣味の創作というのは
それこそ大昔からありました。
それは現代でも同じことですが、昔とは大きく変わった点が一つだけあります。
勘の良い人ならすぐにピンと来ると思いますが、インターネットという新メディアの登場、
普及により、趣味創作をする人の誰もが、それこそ世界中の不特定多数の人々に、
己の創作物を提示、閲覧してもらうことが可能となりました。

これにはメリット、デメリットの両方があると思われますが、やはりメリットの方が
多いのではないかと管理人は考えています。

と、なんだか固めの切り出しになってしまいましたが、今回はそんな趣味創作で、
どうやってモチベーションを維持しようかという感じの話です。

続き



まあ、せっかく序文で話題にしましたので、ネットを利用した創作のメリット、デメリットを
ちょっと考えてみたいと思います。

メリット

  • 地域を問わず多くの人に見てもらえる
  • 発表にコストがかからない
  • ダイレクトな反応を受け取れる

「地域を問わず多くの人に見てもらえる」、これは説明不要でしょう。
日本にとどまらず、世界に向けて個人創作物が発信できるというのは、
インターネットの無い時代はとても考えられないことでした。

次の「発表にコストがかからない」。
パソコンとネット環境は必要じゃないかと突っ込まれそうですが、
今やその程度は瑣末なことと言い切ります。
発表できる範囲規模とパソコン等の価格とを考えると、これは破格でしょう。
また、コストというのはお金のみでなく手間の問題も重要です。
ネットにアップするだけで掲載できるというのは、簡単かつ非常に効果が高く、
こちらも破格だと思われます。

最後の「ダイレクトな反応を受け取れる」。
これは今回のテーマであるモチベーションの維持には欠かせないものです。
中には創作するだけで満足できるという人もいるでしょうが、やはり公に発表したからには
反応というか感想が欲しいと思うのが人情というものでしょう。
それが比較的もらいやすく、方法も色々あるネットは大変便利なツールです。


デメリット

  • 著作権問題絡みに巻き込まれる可能性がある
  • ダイレクトな反応には当然負の物もある

さて、デメリットですが「著作権問題絡みに巻き込まれる可能性がある」というのは、
創作者側が他人の著作権を侵してしまうという場合も当然あるのですが、
それよりは逆に、著作権を侵される側になる可能性というのを今回は考えました。
要するに盗作されたり、勝手に自分の創作物を他人のサイトで、さもそのサイトの管理人が
作ったり描いたりしたものだという風に展示されてしまうというケースです。
絵などは無許可で壁紙やバナーに加工され配布されてしまうという例もあるようです。
本人が気にしなければそれで終わりでしょうが、こういう物を発見してしまった場合、
やはりそれで終わりとは行かず、非常に気分が悪いものです。
相手側に著作権意識や悪気が無かった場合、注意すればまず取り下げてくれるでしょうが、
そのやり取りの手間や気分の悪さというのは大幅にモチベーションを下げる原因になり兼ねません。
また、相手もわかっていてやっている場合は、更なる泥沼になってしまう可能性もあります。
しかも、こればかりは防ぎようがありません。
もちろん、プロバイダやいっそ裁判に訴えて出るという方法もありますが、
そこまでやる気になれる人はそうはいないのではないかと思います。
結局、そうされないように祈るしかないというところでしょうか。

次の「ダイレクトな反応には当然負の物もある」。
作品を発表したからには批判というのも付き物です。
これは当然といえば当然の結果ですし、中には参考や勉強になる鋭い指摘もあるので
一概に悪とは言えないとは思います。
ですが、創作側としては「金を取らない趣味創作なんだから、ケチ付けなくてもいいじゃん!」
と言いたくなってしまうのも本音でしょう。
また、あえて作者の気分を害する目的で中傷まがいの悪意のある反応を返す人というのも当然います。
これは結局、ある程度の自衛(アク禁処置等)を施し、あとは気にしないようにするしかありません。
なかなかそうは割り切れないとはわかっていますが、「悪意のこもった反応も反応のうち」、
「本当にどうしようもなくつまらない作品なら、悪意のある反応すら無い」という風に頭を切り替えるのが
一番の策だと思います。



序文と、その話題だけのつもりだったのに、なんだか妙に長くなってしまいましたw
本題は次回エントリに続くということにさせてください。

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